| main | 標準貫入試験-方法・結果の利用法等に関する問題(10) >>
盛土の締固め規定に関する問題(5)+(6)
盛土の締固めの品質を規定する方法には、品質規定方式工法規定方式があり品質規定方式には3種類の方法がある。

(品質規定方式)
1.乾燥密度で規定する方法

室内での締固め試験で得られた最大乾燥密度と現場で締固めた土の乾燥密度との比である締固め度が、規定値以上になっていること、および施工含水比が最適含水比を基準として定められた規定値内にあることを要求する方法。
最も一般的な方法で、自然含水比の比較的低い砂質土に適し自然含水比の高い粘性土には適さない
締固め規定1

2.空気間隙率または飽和度で規定する方法
締固めた土の空気間隙率および飽和度が一定の範囲内にあるよう規定する方法。適用には、施工含水比の規定が必要。乾燥密度が規定しにくい、自然含水比が高い粘性土に対して適用される
締固め規定2

3.強度特性変形特性で規定する方法
締固めた土の強度あるいは変形量を貫入抵抗、現場CBR、支持力、プルーフローリングによるたわみなどの値によって規定する方法。水の浸入による膨張、強度低下が起こりにくい岩塊、玉石、砂、砂質土には適用できるが、土の含水比によって強度が変化する粘土、粘質土には適用しにくい

(工法規定)
締固めに使用する締固め機械、締固め回数など工法そのものを規定する方法。材料の土質、含水比があまり変化しない現場、特に岩塊や玉石などの土質の現場には適用しやすい。しかし規定の適用に際しては、あらかじめ現場で締固め試験を行って、盛土が所定の性質を持つように締固められるかどうか調べておく必要がある。
 締固め規定3

(関連事項)
盛土の締固め規定に関する問題(6)+(5)(品質管理分野)

*( )内数字は平成9年以降の出題総数
平成16,12,11,10,9年 (土工分野)
平成17,16,15,13,12,11年 (品質管理分野)
(過去問題)
H16-A-4
(設問)次に示す盛土の締固めを規定する方法のうち品質規定方式に該当しないものはどれか。

(1)基準試験の最大乾燥密度,最適含水比によって規定する方法
(2)空気間隙率,又は飽和度を施工含水比で規定する方法
(3)締固めた土の強度,変形特性を規定する方法
(4)使用する締固め機械の機種,締固め回数などを規定する方法
→(4)・・・工法規定方式

H12-A-4
(設問)道路の盛土の締固め規定方式に関する次の記述のうち品質規定方式に該当しないものはどれか。
(1)基準試験の最大乾燥密度、最適含水比を利用する方法。
(2)空気間隙率または飽和度を施工含水比で規定する方法。
(3)締固めた土の強度、変形特性を規定する方法。
(4)締固めにあって、使用する機械の機種、締固め回数などの工法を仕様書に規定する方法。
→(4)・・・工法規定方式

H11-A-4
(設問)盛土の締固め規定に関する次の記述のうち適当でないものはどれか。

(1)締固めた土の乾燥密度と基準の締固め試験の最大乾燥密度の比が規定値以上で、施工含水比が規定された範囲内にあることを規定する方法は、一般に乾燥密度規定といわれている。
(2)空気間隙率または飽和度を施工含水比で規定する方法は、一般に空気間げき率または飽和度規定といわれている。
(3)盛土材料の土質、含水比が変化する盛土の締固めにあたって、使用する機械および締固め回数等を規定する方式は、一般に品質規定方式といわれている。
(4)締固めた盛土の強度、変形特性を貫入抵抗、現場CBR、支持力係数、プルーフローリングによるたわみなどの値によって規定する方法は、一般に強度特性規定といわれている。
→(3)・・・工法規定方式

H10-A-4
(設問)盛土の締固め管理に関する次の記述のうち適当なものはどれか。
(1)基準試験の最大乾燥密度、最適含水比を利用する方法は、突き固めによる締固め試験において乾燥側から加水する場合と湿潤側から乾燥させる場合とで、締固め曲線が異なるような土には適用しにくい。
(2)使用する締固め機械の機種、締固め回数などの工法そのものを規定する方法は、あらかじめ現場締固め試験を行なうため、盛土材料の土質、含水比が変化する現場に適している。
(3)空気間隙率または飽和度を施工含水比で規定する方法は、同じ土を用いて突き固めエネルギーを変化させた場合、締固め曲線が異なるような土には適用できない。
(4)締固めた土の強度あるいは変形特性を規定する方法は、水の浸入による膨張や強度低下などの影響が少ない安定した盛土材料に適しているため、締固め後の水の浸入による強度の安定性についても確認することができる。
→(1)

H9-A-4
(設問)盛土の締固め規定に関する次の記述のうち適当でないものはどれか。
(1)締固めた土の強度、変形特性を規定する方法は、締固めた後の水の浸入による強度の安定性について確認が容易な粘性土に対して使用するのが適当である。
(2)使用する締固め機械の機種、締固め回数などを規定する方法は、土質条件が複雑な現場などで所定の締固めが行なわれている実態を確認した方が、結果的に質のよい盛土が得られる可能性がある場合に用いられる。
(3)基準試験の最大乾燥密度および最適含水比を利用する方法は、自然含水比が施工含水比規定の上限のをこえるような粘性土に対しては適用しにくい。
(4)空気間隙率または飽和度を施工含水比で規定する方法は、乾燥密度規定が適用しにくい場合、特に自然含水比の高い粘性土に対して使用される例が多い。
→(1)・・・粘性土には不適
| 試験に出る問題-土工 | 19:45 | - | - | ↑TOP -
よく出る問題トップへ

ブログ内検索 ブログ内の細かな説明書きがのある挿入画像はクリックすると拡大PDFファイルとして閲覧・印刷が可能です
LINKS
CATEGORIES
SELECTED ENTRIES




















ARCHIVES
モバイル
qrcode
PROFILE